やから

先日、友人とお話した事を参考までに、人間が人との出会いを繰り返しても自分の心の中にまで入るような接し方をする人間は限られた一握りの人間だけです。
それは人間が理解しあうとする事が難しいからに他ありません。

ですから、仲が良くなれる人と出会う事は厳密には難しく出会ってもすぐ付き合いが切れたり分かれたりするのが現状です。
人間同士がそれぞれ接すると言う事は二つの異なる人が接するわけで考え方の根本で共有する事は厳密には不可能であり、人の考え方をあわせて「妥協して接する」と言う事になってしまいます。

そう考えると自分を理解してくれる人、必要としてくれる人、認めてくれる人となるとそれがある程度の範囲(妥協)であったとしても貴重な存在であり、それらが人間的な信頼関係から来ているのならばとても大切な事なのですが、人間は環境が当たり前になると馴れからその環境をないがしろにしてしまい、環境や人を失って初めて後悔すると言う事を繰り返して生きています。
でも、後悔を繰り返す度に、ちょっとは成長する事で新たな出会いの時にちょっぴり役立ちます。

ある人との会話で「夫婦ですら他人同士であって理解など出来ない」これはすでに私が話した事からも紛れも無く事実だと思いますが私としては『理解』と言うのは自分の主張が通る人間を言うのではなく違う考えでも「相手がどう思うのか？」が少しでも相手に伝わればいいと思います。

伝わったとしても結局は『他人同士』ですからね。

その事実の所為で初めから「分からない」と言い切ってしまうと、歩みよる以前の問題になってしまい夫婦のような一緒に居る存在意味もよく分からないような気が・・・・・(辛口+独身なので人事モード(笑))。

恋人や夫婦に限らず友達など、自分の周りにいるすべての人に言えることですが自分が「相手に何を望んでいるのか？」と言うこと次第なんだと思います。

望んでいるものは人それぞれですが、人間は独りが寂しいので自分の存在を認めてくれる人を要求しています。
自分の考え方や趣味が共有できる人。
だから、自分と同じ属性の人間同士があつまります。
その中で自分が望んでいる事を相手に無意識に要求しますが・・・・・・(ここが問題)・・・自分の存在を一方的に認めてくれると言う人の存在は現実的に矛盾した存在です。好きとか恋愛で考えたとしても。

うだうだ言いましたが、結局のところ、本当に自分に合う人は厳密には存在しない・・・だけど仲良く出来る人には出会える、又は出会えるかもしれない・・・・・そして本当の理解者出会えるのか？と言う期待もちょっぴりは有りますけどね。
だから、私は人の関係を大切にし出した・・・・・でも、大切に仕切れていないし後悔する事ばかりです。それでも人との出会いは出来る範囲の中で大切にしたいと思っています。

それは大切にしていれば人から人に繋いでいくので新しい出会いがあるからです。
ですが、年齢とともに人の出会いは区切られて少なくなり、自分の存在を他人とのコミニケーションの中から見つめ直す事が出来なくなります(他人の中で自分が何なんだろう？と言う疑問を持たなければそれまでですけどね・・・)。
それがすでに別なコラムで話した自分の殻に閉じこもる原因の一つだと思います。

今の私の中では変な存在として、ＨＰの管理人をする事はＨＰの中身は自分の事なので「自分の殻」なのに逆に出会いが増えたと考えると変わった存在とも言えますね。
まぁ～結局、他人同士の付き合いは大変だとしても人と人との出会いは大切ですね。




上記記事抜擢。

出会いの大切さを改めて感じました。